トヨタ、全車の安全性確認 神鋼のデータ改ざん検証終了 

 トヨタ自動車は17日、神戸製鋼所やグループ企業が性能データを改ざんしていた素材を使った自動車部品の検証を終え、全ての車の安全性や性能に問題がないことを確認したと発表した。

 トヨタはボンネットに使うアルミ板などを神鋼から直接購入。取引メーカーも神鋼グループの銅製品や鉄粉などを使った部品をトヨタに納入していた。

 神鋼が持つ少なくとも直近1年分のデータで調べた。これまで素材別に確認を進めてきたが、国内外で調達した一部の部品で検証が終わっていなかった。

 トヨタは「検証にかかった費用を神鋼に請求するかどうかは、影響を精査して対応を検討する」としている。


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