放射線量8マイクロシーベルトも 規制委、帰還困難区域で測定 

 原子力規制委員会は17日、東京電力福島第1原発事故で立ち入り制限が続く福島県内の「帰還困難区域」で昨年測定した空間放射線量を公表した。最も高かったのは双葉町の路上で、1時間当たり約8・48マイクロシーベルトだった。全体として減少傾向にあるという。測定は2016年に続き2回目。

 第1原発事故後、国は除染の長期目標を年間1ミリシーベルトとしている。1時間当たりの空間放射線量に換算すると、0・23マイクロシーベルトとなる。

 測定は17年7~9月、要望があった福島県双葉、大熊、浪江、富岡の4町と葛尾村で実施。主要な道路などを車で走行するなどして測定した。


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