J3盛岡元副社長、横領で実刑 地裁「期待裏切った」 

 サッカーJ3グルージャ盛岡の運営会社「いわてアスリートクラブ」(盛岡市)から約3600万円を横領したとして、業務上横領の罪に問われた元副社長平川智也被告(44)に、盛岡地裁は16日、懲役2年6月(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。

 判決理由で中島経太裁判長は「チーム存続のため財政再建を託されて就任したのに、期待に背き経営陣、選手、サポーターを裏切った」と指摘。「責任は重く実刑は免れない」と述べた。弁護側は「被害額を弁済する意思がある」として執行猶予付き判決を求めていた。

 判決などによると、平川被告は会社の金を自身が経営する別会社の事業資金などに充てた。


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