インフルエンザ流行拡大 全国で週124万人 

A香港型インフルエンザウイルスの電子顕微鏡写真(米疾病対策センター提供)

 インフルエンザの流行が拡大している。国立感染症研究所の集計によると、全国約5千の定点医療機関から報告された患者数を基に推計した1~7日の1週間の患者数は約124万人。前の週の約101万人に比べて20万人余り増えた。

 インフルエンザは主に、せきやくしゃみのしぶきに含まれるウイルスを吸い込んで起こる。厚生労働省は、ウイルスをまき散らさないために「せきが出るときはマスクやハンカチで口を押さえることが重要だ」と「せきエチケット」を呼び掛けている。

 また高齢者は重症化しやすく、子どもではまれに急性脳症を起こすこともある。


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