白人主義者ら米大統領絶賛 アフリカと対立長期化も 

 【ワシントン共同】トランプ米大統領がアフリカなどを「くそったれ国家」と侮辱したとされる問題で、白人至上主義やネオナチの団体が12日、トランプ氏は「真実を語った」と絶賛した。世界が非難する中で過激なグループが賛意を示し、トランプ氏の異質ぶりが際立った。強硬な移民制度改革もテロ対策ではなく有色人種排除が狙いではないかとの疑念や非難が強まるのは必至だ。

 アフリカ50カ国以上で構成するアフリカ連合(AU)はトランプ氏に謝罪を求めているが、トランプ氏はツイッターで発言を否定して以降は沈黙。アフリカ諸国との対立が長期化し、安全保障面の協力に悪影響が及ぶ恐れがある。


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