ウイルス遺伝子再検査へ、香川 高病原性鳥インフルの疑い 

 香川県さぬき市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの疑い事例が発生した問題で、県は11日、ウイルスの遺伝子検査について、農林水産省とともに再度実施する方針を明らかにした。10日の遺伝子検査では結論が明確に出せなかったため。

 再検査で病原性ウイルスと確定すれば、県は養鶏場で飼育されている鶏約5万1千羽の殺処分を始め、作業に当たる自衛隊の派遣も要請する予定で、家畜としてはこの冬1例目、四国での発生は初となる。

 農水省と県は別々に検査し、両者の結果から同省が慎重に結論を出す。

 9日の民間の獣医師による簡易検査では、鳥インフルの陰性反応が出たという。


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