かかりつけ医の報酬アップ 初診で大病院と役割分担 

 厚生労働省は10日、かかりつけ医として患者を診療する開業医への報酬を加算する方針を固めた。初診料が発生するケースが主な対象で、高度な医療を担う大病院との役割分担を進める狙い。中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)に同日提案し、了承された。4月からの診療報酬改定に反映する。

 大病院が初診や軽症の患者で混雑すると、入院や手術が必要な重症者の対応に支障が出る恐れがある。このため厚労省は、身近なかかりつけ医が日常的な診療や健康相談に応じ、必要な場合に専門医のいる大病院を紹介する体制づくりを目指している。


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