香川、鳥インフル疑い 養鶏場、家畜で今冬初か 

農水省の鳥インフルエンザ防疫対策本部で香川県との連携を指示する斎藤農相=10日午後

 香川県は10日、さぬき市の養鶏場で、高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例が発生したと発表した。簡易検査で鶏11羽中3羽から鳥インフルエンザの陽性反応が出た。確定すれば、家畜としてはこの冬初めて。県は遺伝子検査で病原性ウイルスと確認され次第、10日深夜にも殺処分を始める方針で、約5万1千羽が対象となる見通し。

 この養鶏場は鶏の移動を自粛。県は殺処分開始と同時に、この養鶏場を含む半径3キロ圏内のさぬき市の9農場に鶏や卵などの持ち出しや持ち込みを禁じる「移動制限」を、同3~10キロ圏内にある県内18農場に持ち出しを禁じる「搬出制限」をそれぞれかける方針だ。


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