中部電力社長、提携を模索 電力小売り「競争厳しい」 

 中部電力の勝野哲社長(63)は3日までに共同通信のインタビューに応じ、電力小売り全面自由化を受け、全顧客の7・2%に当たる約55万件が2017年11月末時点で中部電から新電力に切り替わったとして「家庭以外の(工場など)大口客にも切り替えの動きがあり、競争が一段と厳しくなっている」との認識を示した。

 苦戦している首都圏での電力販売を強化するため検討している大阪ガスとの提携は「決まったことはない」と述べるにとどめた。大ガス以外の企業とも連携を模索し、首都圏の事業をてこ入れするという。


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