血液でパーキンソン病診断 カフェイン濃度検査、予防にも 

 血液のカフェイン濃度を調べて神経難病のパーキンソン病を診断する手法を発見したと、順天堂大などのチームが3日付の米科学誌に発表。患者はコーヒーなどに含まれるカフェインを小腸から吸収する力が弱いため血中濃度が低く、発症につながっている可能性があるという。

 チームの服部信孝・順天堂大教授は「皮膚からカフェインを吸収させて血中の量を増やせば、発症を予防したり、進行を遅らせたりできるかもしれない」と話している。

 チームは、コーヒーなどのカフェインにパーキンソン病の発症予防効果があるとの報告に着目。患者108人と健康な人31人から血液を採取し、カフェイン濃度を比較。


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