女性議員増の法案、国会再提出へ 候補者数の男女均等を政党に促す 

女性議員増を求める団体が国会内で開いた会合=2017年11月

 国や地方議会の女性議員を増やすため、選挙の候補者数を男女で均等にするよう政党に促す法案が通常国会に再提出される見通しとなった。関係者が3日、明らかにした。与野党は昨年の通常国会で成立させる方向だったが、加計学園問題などを巡る対立が影響して見送られた。昨年10月の衆院選の候補者に占める女性の割合が17・7%と国際比較で低迷し、女性の政治参加が遅れているとの指摘を受け機運が高まった。

 法案は議員立法で、名称は「政治分野の男女共同参画推進法案」。政党や政治団体に候補者数の目標設定などに取り組むよう努力義務を課す。


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