2017年12月19日 08:46 | 無料公開
18日、ニューヨークの国連本部で開かれた国連安全保障理事会の会合(共同)
【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は18日、パレスチナ問題を巡る公開会合を開き、エルサレムをイスラエルの首都と正式認定したトランプ米政権を批判し、認定の撤回を求めた決議案を否決した。15理事国のうち議長国日本を含む14カ国が賛成したが、常任理事国の米国が拒否権を行使した。
否決後の討論では、米国の同盟国からも「一方的だ」との批判が相次いだ。ヘイリー米国連大使は「どこに大使館を設置できるかについて、米国はどの国からも指図されない」と強く反発。米国の孤立が際立った。