2017年12月14日 12:25 | 無料公開
楽天の三木谷浩史会長兼社長
楽天は14日、NTTドコモなど携帯大手3社のように基地局を保有し、自前の回線網を持つ携帯電話会社の設立を目指すと発表した。来年1月にも総務省に電波の割り当てを申請する。認可を受ければ「第4の携帯会社」が誕生する。2019年にサービスを始め、1500万人以上の利用者獲得を目指す。
携帯市場はドコモとKDDI(au)、ソフトバンクの3社がシェアの約9割を握る。楽天の参入で寡占が崩れれば、料金引き下げ競争が活性化する可能性もある。
楽天は、新たに自前の回線網を持つことで、電子商取引(EC)での取引を優遇するなどして、顧客を囲い込む狙いもありそうだ。