WTO閣僚宣言採択できず 米反対で6年ぶり

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13日、WTO閣僚会議閉幕後に記者会見するアゼベドWTO事務局長(左)と閣僚会議のマルコラ議長=アルゼンチン・ブエノスアイレス(共同)

 【ブエノスアイレス共同】アルゼンチンで開かれていた世界貿易機関(WTO)閣僚会議は13日、多角的貿易を進めるWTOの運営の柱となる「閣僚宣言」を米国などの反対で採択できないまま閉幕した。2年に1度開かれる最高意思決定機関の閣僚会議で、加盟全164カ国・地域の合意が必要な閣僚宣言が採択できなかったのは6年ぶり。

 トランプ米政権の保護主義的な通商政策への懸念が強まる中、参加国の足並みがそろわなかったことで、多国間の自由貿易体制は大きな打撃を受けることになった。

 世耕弘成経済産業相は「(WTOが)何も決められない組織として漂流する懸念を強く持った」と指摘した。