無人島の小屋被害、総額数百万に 北朝鮮船、乗員が転院 

荒らされた避難小屋の発電機=北海道松前町の松前小島(提供写真)

 北朝鮮の木造船が接岸した北海道松前町の無人島で、避難小屋の発電機やボイラーが壊されるなどし、無くなったものと合わせた被害が総額数百万円に上ることが8日、小屋内部の写真や関係者の話で分かった。道警は窃盗容疑で、乗員から事情を聴くなど捜査を進めている。

 関係者によると、発電機などは分解されて部品を取られ、ドアノブも外されていた。避難小屋に電気や水を供給するため、別の小屋にあった発電機も無くなっていた。

 一方、海上保安庁などは8日、北朝鮮船の男性乗員10人のうち、体調不良で函館市の病院に入院していた1人を、札幌市の病院へ転院させるため移送を始めた。


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