長野のシカ肉、出荷制限 基準値超のセシウム検出 

 国の原子力災害対策本部は7日、基準値を超える放射性セシウムを検出したとして、長野県軽井沢町と富士見町で捕獲されたシカの肉の出荷を制限するよう同県に指示した。

 厚生労働省によると、11月13日に富士見町で捕獲されたシカ肉から食品衛生法が定める基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える160ベクレルの放射性セシウムを検出した。

 軽井沢町のシカ肉は5年前に140ベクレルを検出したが、流通していないとの理由で出荷自粛にとどまっていた。今回、50キロ以上離れた富士見町のシカ肉が基準値を超えたため、軽井沢町も出荷制限の対象とした。


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