福島県の甲状腺検査、継続望む声 支援団体がアンケート 

 東京電力福島第1原発事故後に甲状腺がんと診断された子どもを支援する「3・11甲状腺がん子ども基金」は6日、福島県が実施する県内全ての子どもを対象とした甲状腺検査について、患者やその家族にアンケートした結果、継続を望む声が多数あったと発表した。

 検査は事故当時、18歳以下だった約38万人が対象。2011年度に始まり、これまでに甲状腺がんと診断された人は計154人、疑いは計39人に上る。手術の必要がないがんを見つける過剰な診断や治療ではないかとの指摘もあり、検査縮小を求める意見も出ている。

 基金は今年8月、療養費を支給している52世帯にアンケートを実施した。


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