認知症、世界に5千万人 国際的に対処必要とWHO 

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は5日、世界の認知症患者は世界に推計5千万人おり、毎年約1千万人が新たに発症するなど増加傾向にあると発表した。2030年には8200万人、50年には1億5200万人に達する可能性があり、WHOは「国際公衆衛生上の優先事項として、各国で協力して対処する必要がある」と指摘している。

 認知症は本格的な高齢社会を迎えた日本でも深刻化。厚生労働省によると、65歳以上の認知症患者は12年に462万人で、25年には約700万人に増える見通しだ。


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