2017年11月16日 17:41 | 無料公開
判決後、記者会見する原告の李信恵さん=16日午後、大阪市の司法記者クラブ
インターネット上の人種差別的な投稿をまとめた内容を掲載されたとして、在日コリアンの女性フリージャーナリスト李信恵さん(46)がネット掲示板「保守速報」を運営する男性に2200万円の損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は16日、投稿の編集や掲載過程で新たな差別が生じたと判断し、200万円の支払いを命じた。
原告代理人によると、こうした「まとめサイト」の賠償責任を認めた判決は珍しく「一方的に拡散されるネット上の差別被害は深刻で回復も容易ではない。まとめサイト独自の責任を追及した点で意義が大きい」と評価する。男性側は控訴する方針。