元赤軍派議長、塩見孝也氏が死去 「日航機よど号事件」を計画 

死去した塩見孝也氏

 日航機よど号ハイジャック事件を計画した元赤軍派議長で、実刑判決を受けた塩見孝也氏が14日午後、心不全のため東京都小平市の病院で死去した。76歳。広島県出身。

 1969年に共産同赤軍派を結成して議長に就任した。赤軍派のメンバーが日航機をハイジャックし、北朝鮮に渡った「よど号事件」を計画したが、実行に移す直前に別の事件で逮捕された。

 事件後に首謀者として再逮捕され、よど号事件のほか、首相官邸襲撃を計画し、山梨県の山中に同派活動家を集めて武闘訓練をした「大菩薩峠事件」などで懲役18年の実刑判決を受け、89年に出所した。出所後は北朝鮮に残るよど号犯とも交流した。


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