2017年11月15日 00:46 | 無料公開
【ローマ共同】イタリア訪問中の広島市の松井一実市長は14日、ローマのイタリア議会内で演説、同国議員や非政府組織(NGO)関係者ら数十人を前に、核兵器廃絶に向けた国際社会の協力が必要と訴えた。 松井市長は、今年のノーベル平和賞に決まったNGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)が、広島、長崎の被爆者のための賞でもあるとの声明を出したことに言及。「世界の為政者による取り組みを促す契機になると期待する」と述べた。 また北朝鮮や米国を念頭に「核実験を繰り返す国がある一方、核抑止力を最大限に使い、それを抑え込もうとする国がある」とも指摘した。