大手銀、本業不振27%減益 超低金利で利ざや縮小 

 三菱UFJフィナンシャル・グループなど大手銀行5グループの2017年9月中間連結決算が14日、出そろった。傘下銀行の本業のもうけを示す実質業務純益が全社で前年を下回り、5社合計では前年同期比27・8%減の1兆1146億円となった。超低金利に伴う貸し出し利ざやの縮小や投資信託、保険の販売不振が響いた。

 各社は、国内では低金利や人口減少といった厳しい経営環境が続くことを見据え、人員削減や店舗の縮小、業務見直しといった経営の効率化を加速する。一方、成長が期待できる海外業務に資金や人材を投じ、強化を進める考えだ。


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