首脳宣言「保護主義と闘う」 APEC閉幕 

 【ダナン共同】ベトナム中部ダナンで開かれていたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は11日夕、「あらゆる不公正な貿易慣行を含む保護主義と闘う」と明記した首脳宣言を採択し、閉幕した。多角的な貿易体制を強化し、自由貿易を推進することを確認。安倍晋三首相は「自由貿易が持続的なものとなるためには実効的なルールが必要だ」と述べ、実現のために日本が主導していく考えを示した。

 会議には、2国間の貿易を重視し、保護主義的な政策を進める米国のトランプ大統領が初めて参加したほか、中国の習近平国家主席やロシアのプーチン大統領も出席した。


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