特殊詐欺、3億5千万円返還へ 大阪地検が被害者に 

 大阪地検が、東日本大震災支援名目で現金をだまし取られた特殊詐欺事件の被害者に、犯人グループから押収した約3億5千万円を返還する方針であることが25日、関係者への取材で分かった。2006年に始まった、犯罪収益を被害者に支給する「被害回復給付金支給制度」に基づくもので、大阪府警がトランクルームなど関係先を捜索し、現金を押収していた。

 返還されるのは府警が15年に詐欺容疑で逮捕した無職大崎浩史受刑者(26)が主導する特殊詐欺グループ事件の被害者。


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