2017年10月24日 17:16 | 無料公開
「正露丸」のCMで使われているラッパのメロディーの商標登録出願を担当した大幸薬品の森田慈心総務部長=大阪市
大幸薬品の「正露丸」のCMに使われているラッパのメロディーが9月末、音だけで構成される商標として国内で初めて登録された。特許庁が2015年4月に音を商標対象に加えてすぐに出願したが、社名や商品名を示す言葉がメロディーに乗っていないことがネックとなり、登録まで2年半かかった。
ラッパのメロディーは、旧日本軍の食事の知らせをアレンジしたもので、民間のラジオ放送が始まった1951年からCMに使い始めたという。
大幸薬品は音の商標登録の一番乗りを狙ったが登録第1弾から漏れ、言葉のある伊藤園の「おーいお茶」や小林製薬の「ブルーレットおくだけ」などに先を越された。