中国ドーピング疑惑調査へ WADA、医師の告発受け 

 【ジュネーブ共同】世界反ドーピング機関(WADA)は22日、1980~90年代に中国のスポーツ界でドーピングが横行していたと同国代表チームの元担当医師がドイツ公共放送ARDに告発したことを受け、疑惑を調査する方針を明らかにした。独立調査部門に情報収集を指示したという。

 ARDによると、最近中国からドイツに渡って亡命申請した79歳の女性医師は、84年ロサンゼルス五輪の金メダリスト、李寧ら体操の代表チームなどを担当。1万人以上の選手がドーピングに関与したと指摘し「その時期に獲得した全てのメダルは剥奪されるべきだ」と訴えた。


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