超大型台風、静岡に上陸 前線活発化、各地で大雨 

台風21号が接近し雨が降る中、足元に気をつけて横断歩道を渡る歩行者=22日午後、名古屋市

 超大型で強い台風21号は23日午前3時ごろ、静岡県御前崎市付近に上陸した。日本列島に沿うように延びている前線の活動も活発化。全国的に大雨となって、太平洋側の各地では48時間雨量が400ミリを超えた。午前中に東北沖へ抜けるとみられている。

 気象庁によると、前線に台風が運んだ暖かく湿った空気が流れ込んで雨が降ったのに加え、台風の雨雲による雨も続き、大雨が長時間続く地点があった。超大型のまま上陸する台風は、現在と同等の解析記録が残る1991年以降で初めて。また51年以降で3番目に遅い上陸になった。23日夜までに北海道の東で温帯低気圧に変わるとみられる。


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