墜落空自ヘリの4人捜索、浜松沖 5分前の交信、異常なし 

航空自衛隊の救難ヘリコプターが墜落した現場付近を捜索する海上自衛隊の掃海艇=18日午前8時46分、浜松市沖(共同通信社ヘリから)

 航空自衛隊浜松基地(浜松市)のUH60J救難ヘリコプターが基地沖合に墜落した事故で、空自や海上自衛隊は18日、航空機や艦艇を現場海域に派遣し、行方が分からない乗員4人の捜索を続けた。空自によると、当日の飛行前点検や消息を絶つ5分前の交信内容に異常はなく、短時間に何らかのトラブルが起きたとみられる。

 空自によると、ヘリは17日午後5時51分、夜間の洋上捜索訓練のため浜松基地を離陸。同57分、空自の管制機関と通常のやりとりをしたのが最後の交信となり、緊急事態が起きたことを知らせることがないまま午後6時2分、浜松基地の南約30キロの海上でレーダーから消えた。


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