マルタ当局、爆発物を分析 パナマ文書報道記者の殺害事件 

16日、マルタで女性記者ダフネ・カルアナガリチアさんの殺害に対する抗議として、ろうそくを置く女性(ロイター=共同)

 【ローマ共同】地中海の島国マルタ北部で女性記者ダフネ・カルアナガリチアさん(53)が車を運転中に爆弾が爆発し死亡した事件で、捜査当局は17日、カルアナガリチアさんが殺害されたとみて爆発物の分析を進めた。政治的動機が事件の背景にある可能性がある。

 カルアナガリチアさんも参加し、タックスヘイブン(租税回避地)の実態を暴いた「パナマ文書」を昨年4月報道した国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)は16日「ジャーナリストへの暴力行為を非難する」との声明を出した。ICIJには日本からは共同通信などが参加している。


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