北海道電、泊原発に新防潮堤建設 沈下の恐れで、再稼働に遅れも 

 北海道電力は13日、泊原発(北海道泊村)の防潮堤が、地震による液状化で沈下する恐れがあることへの対策として、新たな防潮堤を建設する方針を固めたことを明らかにした。泊原発は1~3号機とも停止中で、再稼働に向けた審査がさらに遅れる可能性がある。

 北海道電は昨年10月、液状化による防潮堤の沈下の可能性があるとして、あらためて地質調査などを行う考えを示していた。今年9月、原子力規制委員会に建設の方針を伝えた。同社は「安全性向上のため、防潮堤の設計を見直す」としている。

 新防潮堤は固い岩盤にくいを打ち込み、液状化が起きても機能を損なわないようにする。


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