国連、核禁止条約に早期署名を 現在53カ国・地域、議長が報告 

 【ニューヨーク共同】ニューヨークの国連本部で開催中の国連総会第1委員会(軍縮)で12日、核兵器禁止条約の制定交渉の議長を務めたコスタリカの外交官ホワイト氏が交渉を経て条約採択に至った経緯を報告した。既に53カ国・地域が署名したことを明らかにし、他の国々も早期に署名するよう呼び掛けた。

 今年のノーベル平和賞は、条約採択への貢献を理由にNGO、ICANに授与されることが決まった。ホワイト氏は決定に「心からの祝福」を表明。

 署名後、批准に至ったのが50カ国・地域に達した日から90日後、条約は発効する。米国などの核保有国や米国の核の傘に頼る日本は参加していない。


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