香港、英人権活動家の入境拒否 中国政府の意向 

 【香港、北京共同】12日付の香港紙、蘋果日報などによると、香港の出入境管理当局は11日、英保守党の人権委員会幹部を務める人権活動家、ベネディクト・ロジャーズ氏の入境を拒否した。中国外務省の華春瑩副報道局長は12日、入境拒否は中国政府の意向と表明。ロジャーズ氏は「(香港に高度の自治を約束した)一国二制度が死にかけている」と批判した。

 ロジャーズ氏は、収監中の香港大規模民主化要求デモの元学生リーダーや、民主派関係者と面会する予定だったが、香港国際空港で入境を拒否された。中国側から香港に行かないよう事前に圧力をかけられていたという。


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