衆院選、野党は反転攻勢に全力 与党「楽観許さず」 

街頭演説で有権者に支持を訴える希望の党の小池代表=12日午前、東京・上野

 与野党幹部は12日、各地で街頭演説などを行い、22日投開票の衆院選に向け支持を呼び掛けた。報道各社の序盤情勢調査で与党優位が伝えられたのを受け、希望の党の小池百合子代表は「森友、加計学園問題に国民は納得していない」と訴え、反転攻勢へ全力を挙げる構えを示した。自民党は「一瞬たりとも楽観を許さない」との緊急通達を各陣営に出した。

 安倍晋三首相は新潟県新発田市の演説会に出席した。公明党の山口那津男代表は党本部で選挙情勢について意見交換。日本維新の会の松井一郎代表は富山市で「野党はどこが良いかを考えて」と強調。社民党の吉田忠智党首は埼玉県久喜市で街頭演説した。


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