大阪の医師、書類送検 無痛分娩事故で31歳女性死亡 

 大阪府和泉市の産婦人科医院「老木レディスクリニック」で1月、麻酔で痛みを和らげる「無痛分娩」で出産した長村千恵さん=当時(31)=が死亡した問題で、和泉署は6日午前、適切な処置を怠ったとして業務上過失致死の疑いで、院長の老木正彰医師(59)を書類送検した。

 無痛分娩を巡っては、京都府京田辺市や神戸市西区の医院などで、誤った処置により母子が障害を負ったり、亡くなったりする事故が相次いで発覚。日本産婦人科医会によると、2010年以降で妊婦14人が死亡し、厚生労働省が実態把握を進めている。医師の刑事責任が問われるのは異例。


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