千葉・小3女児遺体発見から半年 父親「生まれ変わって戻って」 

女児の遺体が見つかった排水路脇に線香を手向ける父親のレェ・アイン・ハオさん=26日午前、千葉県我孫子市

 千葉県で3月、ベトナム国籍の小学校3年の女児が殺害された事件で、遺体発見から半年となる26日、女児の父親レェ・アイン・ハオさん(35)が、遺体が遺棄された同県我孫子市の排水路脇に線香を手向け「生まれ変わって、また私の子どもとして戻ってきてほしい」と声を詰まらせた。

 女児は同県松戸市立六実第二小に通っていたレェ・ティ・ニャット・リンさん=当時(9)。3月24日、登校中に行方不明になり、同26日早朝、遺体で見つかった。

 ハオさんは、リンさんが大好きだったメロンパンを供え、現場に置かれた遺影の額縁の汚れをそっと拭き取った。「半年間はとても長かった」と涙ぐんだ。


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