福岡県警、傷害事件で誤認逮捕 30代男性、「裏付け不十分」 

 福岡県警八幡東署は23日、傷害事件の捜査の過程で千葉県在住の30代の男性を誤認逮捕したと発表した。防犯カメラの映像などで逮捕した後、別の男による犯行の疑いが高まったため、男性を釈放したという。八幡東署は「裏付けが不十分だった」と説明している。

 事件は2016年5月4日夜に発生。北九州市の飲食店で客として来ていた男が、アルバイト女性にコップを投げつけ、あごに軽いけがをさせたとされる。

 カメラ映像や店に駐車していた車両の捜査から男性が浮上し、署は22日午前10時半ごろ山口県内で傷害の疑いで逮捕した。その後、別人の疑いが生じ、同日午後8時すぎに釈放したという。


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