がん発症、日本海側で多く 17年、最多の101万人 

 国立がん研究センターは19日、2013年に新たにがんと診断された人は86万2千人で、日本海側で多いとする分析結果を公表した。部位別でも胃がんが日本海側、肝臓がんは西日本に多いなどの地域差が明らかになった。高齢化に伴い、当面患者の増加が続く見込みで、17年は過去最多の101万4千人になると予測している。

 地域差には生活習慣やウイルス感染が影響したと考えられる一方、医療体制の格差が要因とみられる例もあった。同センターは「都道府県でがん対策を立てる際の材料にしてほしい」と話す。

 都道府県が行う「地域がん登録」のデータから全国の状況を推定した。


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