2017年9月19日 15:40 | 無料公開
共産党大会を前に発売され、書店に積まれた「習近平、知識青年としての7年」=15日、北京(共同)
【北京共同】中国で10月の共産党大会を前に、習近平国家主席(党総書記)の演説集が次々と出版されている。反腐敗や貧困対策など習指導部1期目の5年間で取り組んだ成果を宣伝し、習氏の権威付けを図る狙いだ。青年時代の習氏をたたえる書籍が「教材」として売り出され、個人崇拝の色彩も強まっている。
これまでも習氏の「重要講話」は単行本になっているが、8月以降に発行された習氏関連本はメディアが伝えただけで10冊近くに上る。党大会では習氏の指導理論・思想の党規約入りが事実上確定、「思想」の浸透を図る思惑もありそうだ。