九州豪雨被災地、台風警戒強める 宮崎は避難指示 

台風18号に備え、福岡県朝倉市の民家の前に積まれた土のう=16日午後

 大型で強い台風18号の上陸に備え、九州各地では16日、警戒が強まった。7月の九州北部の豪雨で被災した福岡県朝倉市では、二次被害を防ぐための応急対策が進められ、災害ボランティアの受け付けも中止した。大雨となった宮崎市は一部地域の住民に避難を指示した。九州各県で多くの人が公民館などに自主的に避難した。

 朝倉市では、7月の豪雨で土砂崩れや家屋流失が相次いだ。復旧工事が続くが、流木などが残ったままの地区もあり、県は河川の氾濫に備えて新たに土のうを積み増したり、土砂崩れ現場にブルーシートを設置したりするなど対応に追われた。


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