岸和田だんじり祭、豪快に駆ける 「ソーリャ」の掛け声 

豪快に街中を駆け抜けるだんじり=16日午前、大阪府岸和田市

 大阪府岸和田市の伝統行事「岸和田だんじり祭」が16日始まった。雨の中、「ソーリャ、ソーリャ」の掛け声とともに法被姿の男たちが引くだんじり34台が、早朝の城下町を豪快に駆け抜けた。

 最大の見せ場は、勢いを付けたまま街角を直角に回り込む「やりまわし」。両手にうちわを持った「大工方」が屋根の上で華麗に舞い、高さ約4メートル、重さ約4トンのだんじりが一気に向きを変えると、沿道を埋め尽くした観客から大きな拍手が湧き起こった。

 だんじり祭は、五穀豊穣を願い約300年前に始まったとされる。祭りは2日間で、17日は岸和田市内の3神社に入る「宮入り」が行われる。


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