2017年9月16日 09:38 | 無料公開
豪快に街中を駆け抜けるだんじり=16日午前、大阪府岸和田市
大阪府岸和田市の伝統行事「岸和田だんじり祭」が16日始まった。雨の中、「ソーリャ、ソーリャ」の掛け声とともに法被姿の男たちが引くだんじり34台が、早朝の城下町を豪快に駆け抜けた。
最大の見せ場は、勢いを付けたまま街角を直角に回り込む「やりまわし」。両手にうちわを持った「大工方」が屋根の上で華麗に舞い、高さ約4メートル、重さ約4トンのだんじりが一気に向きを変えると、沿道を埋め尽くした観客から大きな拍手が湧き起こった。
だんじり祭は、五穀豊穣を願い約300年前に始まったとされる。祭りは2日間で、17日は岸和田市内の3神社に入る「宮入り」が行われる。