イラク南部でテロ50人死亡 「イスラム国」犯行声明 

イラク・バグダッド、ナシリヤ

 【カイロ共同】イラク南部ナシリヤで14日、高速道路上のレストランなどを狙ったテロがあり、現地の州政府によると市民ら50人が死亡、87人が負傷した。過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出し「何十人ものイスラム教シーア派を殺害した」と主張した。ISはシーア派を異端と決めつけ敵視している。

 イラク南部にはシーア派の聖地があり、ISなど過激派による巡礼者を狙ったテロが繰り返されてきた。イラク国内では米軍の支援を受けた軍事作戦でISの拠点がほぼ壊滅したが、残存勢力によるテロは今後も続く恐れが強い。


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