2017年9月14日 21:08 | 無料公開
絶滅危惧種となったクビワオオコウモリ=沖縄県沖縄市の「沖縄こどもの国」
国際自然保護連合(IUCN)は14日、世界の絶滅危惧種をまとめたレッドリストの最新版を公表した。南西諸島のクビワオオコウモリが絶滅危惧種に格上げされ、オーストラリアのアブラコウモリの仲間は絶滅を宣言した。
クビワオオコウモリは台湾やフィリピンにも分布。生息地の森林が農地に転換されたり、野ネコに捕食されたりして個体数が減っており、これまでの準絶滅危惧種から危険度を一つ引き上げた。
アブラコウモリの仲間はクリスマス島に分布していたが、2009年を最後に生存が確認されず、絶滅したと判断した。