南西諸島コウモリ絶滅危惧種に 最新版レッドリスト 

絶滅危惧種となったクビワオオコウモリ=沖縄県沖縄市の「沖縄こどもの国」

 国際自然保護連合(IUCN)は14日、世界の絶滅危惧種をまとめたレッドリストの最新版を公表した。南西諸島のクビワオオコウモリが絶滅危惧種に格上げされ、オーストラリアのアブラコウモリの仲間は絶滅を宣言した。

 クビワオオコウモリは台湾やフィリピンにも分布。生息地の森林が農地に転換されたり、野ネコに捕食されたりして個体数が減っており、これまでの準絶滅危惧種から危険度を一つ引き上げた。

 アブラコウモリの仲間はクリスマス島に分布していたが、2009年を最後に生存が確認されず、絶滅したと判断した。


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