山中慎介破ったネリが陽性反応 筋肉増強剤、WBC発表 

15日、WBCバンタム級タイトルマッチで山中慎介(右)にパンチを浴びせるルイス・ネリ=島津アリーナ京都

 世界ボクシング評議会(WBC)は15日の世界バンタム級タイトルマッチで山中慎介(帝拳)を破って新王者となったルイス・ネリ(メキシコ)が試合前に行ったドーピング検査で禁止薬物ジルパテロールに陽性反応を示したと23日、公式サイトで発表した。筋肉増強剤クレンブテロールに似た性質を持つという。WBCは調査を進めるとしている。

 日本ボクシングコミッション(JBC)には既に連絡があり、B検体や試合後に採取した検体の検査結果を受けてWBCと対応を協議する方針。

 山中は4回TKO負けで王座から陥落し、具志堅用高の持つ日本記録の世界王座13連続防衛に失敗した。(共同)


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