無痛分娩が増加、全体の6% 厚労省研究班が初会合 

 麻酔で出産時の痛みを和らげる無痛分娩での死亡事例が発生したことを受け、安全評価に関する厚生労働省の研究班が23日、初会合を開いた。無痛分娩が増加傾向にあり、2016年度には分娩全体の6・1%だったことなどを報告。今後、実態把握を進め、リスク評価や安全管理体制の構築に関する提言をまとめるとした。

 会合では、無痛分娩の件数などを調べている日本産婦人科医会が10年以降、無痛分娩で出産した妊産婦が14人死亡したことを報告。医会は、無痛分娩での「ヒヤリハット」事案の発生状況も詳しく調べる。


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