地方若手医師の働き方改善へ 厚労省、地域間の偏在解消目指す 

 厚生労働省が来年度から、医師不足に悩む地方で働く若手医師を対象に、勤務環境の改善に乗り出すことが22日、関係者への取材で分かった。週4日制など柔軟な勤務体系やテレビ電話での診療支援などを進める。「働き方」を改善し、地方に若手を呼び込むことで、地域間の医師偏在を解消するのが狙いだ。

 国公立の医療機関だけでなく、民間で働く医師も対象。都道府県などによる環境整備を後押しするため、来年度予算案の概算要求に8億円を盛り込む。

 地方で働いてもいいという医師は一定数いるものの、労働環境の厳しさやキャリア形成の難しさなどが地方定着を阻んでいるとみられる。


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