スペイン内相「グループ壊滅」 連続テロで不安解消の思惑も 

19日、スペイン・バルセロナの海岸沿いを警備する武装警官(ロイター=共同)

 【バルセロナ共同】スペイン北東部カタルーニャ自治州のバルセロナとカンブリスで起きた連続テロで、スペインのソイド内相は19日記者会見し「犯行グループを壊滅に追い込んだ」と述べた。テロ警戒レベルは上から2番目の「4」を維持することも明らかにした。

 ただ計12人とされる犯行グループを巡っては、銃器を所持していなかったことや二つのテロの間に約7時間の「空白」があることなど未解明の部分も多く、一部が逃走中とも報じられている。「観光立国」への打撃を懸念し、不安解消を急ぐ政府の思惑も垣間見える。


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