現場の国道ブレーキ痕なし 北海道清水町の観光バス転落 

 北海道清水町の観光バス転落事故で、現場の国道にブレーキ痕がないことが19日、道警への取材で分かった。バスを運行していた網走観光交通(北海道大空町)の安藤寧運転手(58)は「よそ見をしていた。注意力も散漫だった」「左前輪が縁石に乗り上げたのでブレーキを踏んで、ハンドルを戻そうとしたが、そのまま突っ込んでしまった」と話しており、道警は前方確認が不十分なまま運転を誤ったとみて調べている。

 現場手前の道路脇は20~30メートルにわたって草がなぎ倒されていた。道警は乗客から当時の状況を詳しく聴いているほか、バスに搭載されていたドライブレコーダーを解析する方針。


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