RSウイルス患者、昨年の5倍に 夏に異例の流行 

 乳幼児の肺炎の一因になり、通常は冬を中心に流行する「RSウイルス感染症」の患者が大幅に増加し、8月6日までの1週間の患者数が昨年同時期の約5倍となっていることが15日、国立感染症研究所の調べで分かった。

 RSウイルス感染症は近年、流行が前倒しになる傾向にある。今年は既に流行期に入っているとみられ、専門家は注意を呼び掛けている。

 全国約3千カ所の小児科定点医療機関からの報告によると、今年の第31週(7月31日~8月6日)の患者数は4934人で、昨年同時期の1082人を大幅に上回った。


  • LINEで送る