2017年8月12日 19:42 | 無料公開
トランプ米大統領(UPI=共同)、中国の習近平国家主席
【北京、ワシントン共同】トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は12日(北京時間)、電話会談し、北朝鮮が挑発行為を停止しなければならないとの認識で一致した。北朝鮮の米領グアム沖へのミサイル発射検討に対し、トランプ氏が軍事報復を示唆し緊迫の度が増す中、習氏は米朝双方に「自制を求める」と表明。あくまでも対話による政治解決を追求し、武力解決に反対する立場を明確にした。
習氏は「両国が朝鮮半島の非核化を実現し、朝鮮半島の平和と安定を保つことは共通利益だ」とも強調。中国としては、トランプ氏の言動を強くけん制し、早期に米朝を対話軌道に戻す狙いがあるとみられる。